畳の豆知識

新床畳

新床畳とは 畳床 畳表 縁すべて新調しお部屋の寸法を新たに採寸して作製いたします。(現在ご使用中の畳を新床畳に交換した場合古い畳の処分代が加算されます)
表替え
表替えとは 畳床はそのまま使用し、古い畳表は剥がし、その上に新しい畳表を縫い付けます。
裏返し 裏返しとは 今使用している畳表を裏返します、勿論畳縁は新調しますから畳がサッパリとよみがえります。

○藁(ワラ)床
昔ながらの、藁を何層にも重ね合わせたもので、藁の質・層の多さ・縫い目の間隔等で品質が決まります。藁を縦横交互に3〜5層に配列し、3万本以上使用します、約40pまで積んだ藁を約5pの厚さまで圧縮し作るために畳ならではの感触や味わいがあり、吸放湿性・耐久性・復元力という点でもこの「藁床」が一番優れた畳床です。しかし換気など住まいの管理が悪いと、ダニ等が発生することがありますので気をつけてください。
○藁(ワラ)サンドイッチ床
藁の間にポリスチレンファーム・インシュレーション等を挟み込んだもの。藁の味わいと建材床の断熱性や防音性等の長所を合わせ持っています。
○オールボード(建材床タイプ1)
藁を一切使わずに、細かい木材を圧縮したインシュレーションボードのみで構成されたハイグレードタイプ。客室、茶室などの本格的な和室や高級マンションにおすすめします。軽くて低コストしかも、ダニ・カビが繁殖しにくく、断熱性・防音性・耐久性等の優れた機能を持っています。
○ボード(建材床タイプ3)
藁を一切使わないで、細かい木材を圧縮したインシュレーションボードでポリスチレンフォームを上下にはさんだサンドイッチ構造の畳床。軽くて低コストさらにダニ・カビが繁殖しにくく、断熱性・防音性等に優れた機能を持っています。
○置き畳
洋間に最適な厚さ3センチの畳です。移動も簡単いろいろに、敷き変えてご使用できます。大きさは88センチ×88センチと176センチ×88センチとございます
がサイズはご注文に応じます。洋間に和空間を


176センチ×88センチお値段 ¥11,000〜
○普及品
国内産天然い草を1枚につき4,000本使用し、綿たて糸仕立てとすることで価格を抑えた製品で、賃貸住宅用にも使用していただけます。納戸などあまり使用しない部屋や短期間の使用など、低予算で済ませたい場合に好適です。


表替え1帖お値段 ¥5,000〜
○中級品
「普及品」より丈が長い良質の国内産天然い草を1枚につき4,000本〜5,000本使用し、綿たて糸で仕立てています。


表替え1帖お値段 ¥6,000〜
○高級品
草丈が長い優良天然い草を1枚のつき5,000本〜6,000本使用して麻+綿たて糸仕立てにした高耐久製品です。使用頻度が高い居間、客間、寝室など幅広い用途におすすめできる品です。

表替え1帖お値段 ¥7,500〜
○最高級品
ひのみどりい草等を1枚6,000本〜7,000本使用して麻+綿たて糸仕様で草質、色沢ともに最高クラスの畳表です。一般的な和室、お茶室や床の間付の高級和室などにもおすすめします。


表替え1帖お値段 ¥9,000〜
○市松柄表
柄織されている表面の畳表を柄表といいます。今ではいろいろな模様がありますが、柄デザインは「流行り廃り」のようで、
新柄は、数年で生産中止になったりしています、その中で市松柄は定番中の定番で、何十年も流通している柄表です。


表替え1帖お値段 \9,000円〜


畳のメンテナンス

新しい畳表には時に折目が目につきますが、梱包の際出来た折目で「地厚な良質品ほど出がちです」この折目は使っている間に自然に消えます。

畳は手入れによって寿命は長くなります。普通2〜3年で裏返し(畳表は一度裏返して使えます)3〜5年で表替え(畳表だけを貼りかえる)をするのが一つの目安と言われています。

畳は湿気を嫌うので天気の良い日は窓を開けて換気を良くしたり畳を持ち上げて缶ジュースや缶コーヒーの空き缶を畳の下に入れて風を通したりします。気密性が高く結露の多い住まいの場合害虫やカビが発生しやすくなりますので特に注意が必要です、掃除機をかける時は畳表の目にそって丁寧にかけましょう。

梅雨時洗濯物を室内に干しますと、湿度が高くなり畳にカビが生えやすくなります。(カビ発生防止のため除湿機等をお使い下さい)

畳の上にじゅうたんやカーペットを敷くと
不衛生(ホコリがたまりやすくダニの生息が畳より7倍も高まります)になりがちです。

新しい畳を拭くときは乾いた雑巾か良く絞った雑巾で拭きましょう。

家具の跡が付いた時には凹んだ所に、適度に霧吹きして濡れたタオルをのせて、上からアイロンを当てるとかなり戻ります。

畳縁の汚れはブラシに洗剤をつけてたたき、その後きれいに拭き取ります。


[畳のしみや汚れの処理方法]


○畳のカビ
ブラシでていねいにカビを取り除いた後掃除機をかける、また消毒用アルコールを布に染み込ませて拭き取る、
アルコールは殺菌力があるのでカビの発生を抑える効果がある。

○醤  油
こぼした上に小麦粉、ベビーパウダーなどをふりかけて粉末に吸い取らせ処理する。

○イ ン ク
牛乳で湿らせて拭き取るあるいはレモン汁で湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍に薄めた液で拭く。

ヨードチンキ
アルコールを布につけて拭く。

○フェルトペン
油性のものはマニュキュアの除光液で拭き取る。

○クレヨン
クレンザーをふりかけブラシでこすり、紙で拭き取る。

○鉄 サ ビ
トイレ用の酸性クリーナーで拭き取る。

○石油・尿
粉末の洗剤、クレンザー、塩、ベビーパウダーなどをふりかけて、十分に液体を吸収させてきれいに拭き取る。その後かたく絞った雑巾で何度もきれいに拭く。

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